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      アメリカV    2004.07.24〜31          トップに戻る

  宿泊先Laurel住所:   9190 Stebbing Way,Apt.E,Laurel,Maryland 20723 

07/24(土)  成田空港・11:10発−−−−−ワシントンDC空港・10:45着…………宿泊先ローレル市(メリ−ランド州)

07/30(金)  ホテル・ ハーンドン市(バージニア州)………ワシントンDC空港・ 07/30(金)12:20発−−−−

07/31(土)  −−−−成田空港15:20着


     「17年ゼミ」      (写真をクリックすると大きくなります。)       枝が枯れた木々( 家の周り)

ワシントンDC空港を降りて車で宿泊先に向かう途中、どうも木々の景色が違うのです。

道路周辺の街路樹や木々、そして丘や林のの木々の枝先が茶色く枯れているのがやたらに目に付くのです。

全部同じように、枝の先だけ20cm〜30cmくらいだけが枯れています。

特定の種類の木だけではなくて、かなりいろいろな木が同じように枯れています。

主に落葉樹の木で約3割以上の木に、この現象が見られ、 地面や歩道には、枯れ落ちた枝先が転がっています。

「ワシントン界隈に変な害虫が発生したのだろうか」、「それにしても、どうして枝先だけが枯れているのだろうか」、と妙に気になっていました。  

知人に話を聞きますと、ワシントン界隈の木々の枝先が枯れているのは、あの17年ゼミのせいだそうです。

6月初旬には、車にぼんぼん当たり、駐車場は蝉だらけだったのですが…。 今日(7月24日)は、大発生していた17年ゼミは全く見られません。

あの大量のセミ達は、木々の枝先に卵を産みつけてこの世を去って行ったそうです。

セミは枝を切り裂くように卵を産み付けるため、卵が産み付けられた枝先の部分は枯れてしまいます。

そして、枯れた枝先は地面に落ちて、卵からかえったセミの幼虫は容易に土の中に入っていけるという訳です。

17年セミとは17年近くを地中で幼虫として過ごして、17年目の5月〜6月に地上に出てきて(地上での生活はおよそ1〜2週間)、

その後を次世代に委ねるという、几帳面に時間厳守なセミであります。

この17年セミですが、今年出現するグループが最大規模の数を誇るグループだそうです。

1エーカーあたり、150万匹とか。甲子園球場だったら1400万匹ぐらいになるでしょうか、大変な密度なのです。

他にも地域によっては違う年に出現するグループがあるのです。

お互い17年ごとに地上に出てくるわけですから、グループの違うセミ同士は何世代経っても出会えないわけですね。

他に13年セミというのもあるそうで、こういう「素数」のセミだけがいるのがとても気になります。

17年・13年、この素数周期なセミは「純粋血統書付き」の種類なようです。 だから種(しゅ)として強くて生き残れるのです。

なんでよりによって、「17」とか「13」の素数なのでしょうか?

(素数:1 とその数以外に約数を持たない(つまり割り切れない)1 より大きな自然数のことである。)

隣り合った地域、あるいは地理的に重なり合った地域を繁殖域とするグループが、ある年に同時に羽化すると、当然交雑が起こり、

その子孫の同期性が崩れていくことになります。 そうすると一夏に羽化する個体数が減ることになり、生き残りが難しくなるのです。

ということは出来るだけ他の周期を持つグループと同時に羽化しない方が有利になるわけです。

素数である13年、17年は、自分たち以外に「常に同じ歳に発生する連中」はいない。

両者が「たまたま同じ歳にぶつかる」のは、なんと221年に1度です。

もちろん、素数は他にもたくさんありますが、5年とか7年ぐらいでは「たまたま他とぶつかる」回数も割合と多いし、101年蝉などは地上に

出る前に寿命がつきてしまいます。 すなわち同時に羽化しにくい素数の周期(13・17年)を持つグループが生き残ったのでしょう。

この理由から、13年とか17年ごとにセミが大量発生するのだそうです。

アサヒコム(asahi.com)によると  

米東部で周期的に大量発生する不思議な「17年ゼミ」が羽化を始めた。

ニューヨークやバージニアなど15州とワシントンで、6月終わりにかけて数十億匹が羽化すると予想されている。

米東部の初夏は、セミの大合唱に包まれそうだ。  

米国の東半分には、幼虫のまま土の中で13年または17年をすごす「13年ゼミ」「17年ゼミ」が生息している。

7種15群のうち、羽化を始めたのは87年に大発生したセミの子どもたちで、最大級の群だ。  

地上にはい出した幼虫は、羽化して体長3センチくらいの成虫になる。

多いところでは、フットボール場ほどの面積に100万匹もの密度で発生するという。  

地上での命は6週間ほど。オスは自動車のエンジン音にも匹敵する鳴き声でメスを呼び、メスは樹木の枝に卵を産みつける。

これらが羽化するのは17年後の2021年だ。  13年または17年を地中で過ごす理由は分かっていない。

周期的に大量発生することで、天敵の鳥に食べ尽くされるのを防いでいるらしい。 (05/13 06:39)

             羽化する「17年ゼミ」=ワシントンで(AP)


 家のベランダからの展望 (写真をクリックすると大きくなります。大きくなった写真の右下をクリックすると更に大きくなります。)

 

                          写真をクリックすると大きくなります。

宿泊先Laurel宿泊先 9190標識宿泊先の花壇宿泊先と車

宿泊先のベランダから望む

宿泊先のベランダから望む宿泊先のベランダから望む宿泊先近辺
宿泊先近辺宿泊先近辺宿泊先近辺宿泊先近辺の花
宿泊先近辺の花宿泊先近辺の花宿泊先近辺の花宿泊先近辺の花
宿泊先近辺 カナダ国旗の木宿泊先のプール施設サベッジミル鉄橋 鉄道跡エリコットシテイ ウオルマート入り口
エリコットシテイ トイザラスエリコットシテイ 州道40号郵便局郵便局の通り
州立某大学 UオフィイスワシントンDC空港空からのワシントンDC空港ワシントンDC空港を後に

所感

出発が夏休みで土曜日なので、成田空港の搭乗手続きに1時間ぐらいかかってしまいました。

そしてワシントンDC空港で、やはり土曜日とコンピュータ故障のため、アメリカ入国手続きに1時間半ぐらいかかってしまい、まいりました。

Laurelでの宿泊先の天気はまあまあで、室外の気温は以外と涼しく別荘にいる感じでしたね〜。

尚、室内の気温は常時24℃で快適です。

日が暮れるのが午後9時ごろで(7月下旬で)、午後8時ごろは日が出ていて、夜という感じがしなっかたです。

そして宿泊先の周辺の道路は、散歩やジョギングの人が午後7時〜8時ごろ通っていました。(暗くなるとぶっそうです。)

また、宿泊先の周辺では、野うさぎやリスを見かけました。

下記写真は、宿泊先のベランダ(東〜南)からの展望です。

        (写真をクリックすると大きくなります。大きくなった写真の右下をクリックすると更に大きくなります。)

  

内田定雄(うちださだお)の「アメリカV」写真集です。 ご意見ご感想等がありましたら、メール掲示板でお願い致します。

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